概況
私たちの町、長泉町は富士山を北に仰ぐ愛鷹山の南面に広がる街です。現在は交通利便(東海道線、東海道新幹線、東名高速、第二東名、駿河湾環状線)の高さと時代の変化や多様化するニーズに対応した町づくりが計画的に策定され、良好な環境を保ちながら発展しています。
農業が中心だった長泉町は昭和30年から40年代の高度成長期には交通利便の高さと恵まれた水資源、温暖な気候等により産業は急速に発展してきました。
長泉町では急速な都市化により、狭く入り組んだ町内の道路に住宅、工場が混在した市街地が生み出されました。ここで操業していた工場では住民との間に騒音・振動・臭気等の公害問題が発生しました。この問題を解消するために郊外に新たに工業団地を造り工場を集団化し、公害問題を無くすとともに新しい工場・設備で生産性の向上を図ろうと工場の移転を計画しました。
昭和49年に長泉町商工会の工業団地建設計画の呼びかけに152社の賛同を得て、有志が集まり同年10月には112社による任意組合を結成しました。
その後行政や農協の協力を頂き用地の選定や地権者との折衝を進めるとともに、事業協同組合である「長泉工業団地協同組合」を昭和51年に設立しました。
集団化を目的として集まったため、組合員の業種は食料品製造業、自動車部品製造業、プラスチック製品製造業、建設等と多岐にわたることが特徴的であります。
しかし、昭和54年第二次石油危機により先行きの不安から多くの組合員が脱退しました。用地の取得・造成は「公害防止事業団」が行い、昭和57年からの建屋建設には静岡県の「高度化資金事業」を利用しました。
現在、組合の事業としては、電気事業・給水事業・汚水処理事業を中心に工業団地の管理・運営を実施しており、借り入れた資金もすでに返済が完了し、安定した組合運営、企業経営がなされています。
今後は、組合共同事業を安定運営し、より働きやすい環境を目指すとともに、安定的に長期に働けるよう従業員の定着を図り、従業員教育等でより良い人材を確保する必要が求められてきています。組合ではこの問題に対処するため、静岡県労働局、の「職場定着助成金事業」を使い静岡県中小企業団体中央会の協力を得てこの事業を実施します。
概況
名称 | 長泉工業団地協同組合 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
所在地 | 〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野八分平50番地の3 | |||||||||
TEL | 055-987-1760 | |||||||||
FAX | 055-987-1799 | |||||||||
設立年月日 | 昭和51年9月3日 | |||||||||
出資金 | 89,000千円 | |||||||||
敷地面積 | 163,874㎡ 組合用地:51,708㎡ 組合員用地:112,166㎡ |
|||||||||
主要施設 | 組合会館
|
|||||||||
組合員数 | 15社、賛助会員1社 |
沿革
昭和 | 49年 | 10月 | 任意組合長泉工業専用地進出組合結成 |
---|---|---|---|
昭和 | 51年 | 9月 | 長泉工業団地協同組合設立 |
昭和 | 54年 | 3月 | 公害防止事業団と工場移転用地造成受託および譲渡契約締結 |
昭和 | 54年 | 6月 | 静岡県高度化事業事前指導 |
昭和 | 55年 | 7月 | 静岡県高度化事業建設診断 |
昭和 | 55年 | 12月 | 公害防止事業団第1期工事着工 |
昭和 | 56年 | 6月 | 公害防止事業団第2期工事着工 |
昭和 | 57年 | 5月 | 静岡県高度化事業工場等建設工事着工 |
昭和 | 59年 | 3月 | 長泉工業団地竣工式開催 |
昭和 | 59年 | 5月 | 静岡県高度化事業工場等建設工事完了 |
昭和 | 60年 | 1月 | 静岡県による工業団地運営診断 |
昭和 | 61年 | 2月 | 会計検査院監査(高度化事業) |
平成 | 3年 | 2月 | 特高変電所トランス雷害焼損 |
平成 | 7年 | 9月 | 工業専用地域(用途地域)指定 |
平成 | 7年 | 12月 | 特高変電所トランス容量増工事 |